脂肪注入

脂肪注入とは

脂肪を注入することで、
若く見せるという技術があります。
注入する脂肪には、
自分自身の太ももや
お尻から吸引したものを使います。
これを胸やこめかみ、頬などの
ふっくらとさせたい部分に注入することで、
若さを維持するというのです。

 

顔や胸は年齢の影響で
少しずつハリや弾力を失い、
くぼんだように見えるようになってきます。
お肌のくぼみが目立つようになれば、
自然と顔にもしわが増えてきますし、
たるみも目立ってきます。
へこみが目立つ肌は
年をとって見えやすくなり、
時には実際の年齢よりも
年を取って見えるようです。

 

へこみが目立つ肌の部分に
脂肪を注入することで
弾力性を取りもどし、
見る人が若々しい印象を
抱けるようにするわけです。

 

自分自身の脂肪を使うことによって、
毛細血管に取り込まれた脂肪は
3割〜5割は生着させることができます。
手術を受ける側が、
施術内容をきちんと理解しなければ、
整形手術の同意はできません。

 

アレルギー反応などの拒絶反応が
起きないので安全だといえます。
整形手術を行うとメスで肌に傷をつけたり、
入院しなければならない
恐ろしいものというイメージがあります。
脂肪注入であれば日帰りで
施術を受けることができますし、
メスを使うことはありません。

 

脂肪注入は、
不自然な点なく若返りができるという
メリットがある美容施術といえるでしょう。

脂肪注入のメリット

安全な美容施術があるという点が、
脂肪注入の優れたところです。

 

脂肪を注入するのではなく、
パックを入れる
豊胸手術があります。
シリコン、バイオジェル、食塩水を
パックにして製造したものが、
一般的なプロテーゼです。
何かの理由でこのパックが漏れてしまったり、
つぶれてしまった場合、
体に害がある場合があります。
パックがもれる可能性は
低いとは言われていますが、
ゼロではないのです。

 

脂肪注入の利点は、
自分自身の脂肪を使うために
漏れる心配がないという点です。

 

脂肪注入では、
ボリュームアップしたい部分に
脂肪を注入します。
注入する脂肪は、
部分麻酔などをして腿や腹部から得ます。
所要時間は
1時間から1時間半と短時間でできます。
体に余計な負担をかけることなく、
脂肪注入する事ができます。

 

脂肪注入で胸を大きくする場合、
格段に大きくすることは難しいですが、
ナチュラルな胸のふくらみが得られます。
豊胸の場合不自然さがない
というのがとてもメリットです。
外見を比較すると、
プロテーゼではナチュラルさがないようです。
特に水着姿になるような時は、
胸の形で本来と異なる部分があるといいます。

 

脂肪注入の強みとしては、
注入のために用意する脂肪を吸引で作るので、
その部位の脂肪を少なくできることがあります。

脂肪注入の方法について

脂肪注入では、まずすべきことは
注入する脂肪の確保です。
どの部分から採取するか、
体へのダメージはないかなどを確認します。

 

体重が少なく脂肪の蓄えがないと、
脂肪注入ができないこともあります。
これらの段階が終了すると、
注入箇所を調べます。
注入する脂肪の量を決めるために、
希望するふっくら感はどのくらいかを明確化します。

 

施術当日、まず注入するための
脂肪を体から取り出します。
この時場所によっては部分か全身の麻酔をします。
体脂肪をどの程度有しているかなどで
採取量も変わりますが、
人によっては1から2リットルも取り出し、
注入する脂肪を確保します。
採りだした脂肪を吟味し、
状態の良いものを注入するという段取りになります。

 

脂肪を吸引した所は、
多少たるみが気になるかもしれませんが
数日すれば元に戻ります。
このようにして脂肪は注入されますが、
注入した脂肪の全てが残るわけではなく、
定着するのは60%ほどです。
注入した脂肪が全部定着するのではなく、
約半分は定着せずに体外に
流れて出てしまうということです。

 

そのため、病院などで脂肪注入をする場合は、
定着しない脂肪を見越して注入を行います。
実際に施術を行う人のテクニックによっても、
定着する脂肪の割合は変わるようです。
納得のいく脂肪注入を受けるには、
技術力がある病院で
受けられるかどうかも重要なポイントです。